婚活指導医の水沢律子です。
バリキャリ女子は、自分にも相手にも理想を高くしてしまう傾向にあり、付き合う男性にもハイスペックを求めがち。
社会に貢献して、しっかり稼ぎ、おしゃれにも、
美容にも、仕事にも、手を抜いていないのに、
気づけばモテない、いい出会いがない、友達止まり、結婚までたどり着けない、
そんなループに陥ってしまうことがあります。
出逢いはあるという方でも、昔よりも声をかけてくれる男性や、
友達が紹介してくれる男性のレベルが下がっている気がしていませんか?
「職場に恋愛対象になる男なんて1人もいない」
「つまらない男とデートしちゃった、仕事入れた方がマシだった」
「いい男が全然いない」
「いい出会いが全然ない」
そんな言葉をたまに耳にします。
選択権は自分にある!と思っていると、そんな言葉が出てきます。
35才オーバーのバリキャリ女子は、選択権が全て自分にあると思わないことが大切です。
選択権は当然男性にもあります。
残念ですが、女性は年をとるにつれて、生殖力の限界に近づいていき、
恋愛や結婚の対象から外れて行きます。
したがって、年を重ねるごとに、
選ばれる女性になるために「自分を変える」努力が必要になります。
「どうしたらいい??何を変えたらいいですか?」と聞かれることがありますが、
婚活において、変えられるものは
「自分」「環境」「求める相手」
の3つしかありません。
バリキャリ女子が婚活を成功させるために、知っておいてほしい3原則があります。
1)選ばれる女性になるべく「自分を変える」
「自分を変える」と一言でいっても、大きく分けて外見と内面があります。
【外見】
若々しく保つことは大切です。
こまめに美容院に行く。
白髪を染める、トリートメントをする。
ヘアメイクを若いころから変えていない人は要注意です。
流行から遅れていませんか?
大切なデート前はサロンでヘアメイクを行ったり、メイクを習ったりするのも効果的です。
服装も、自分が好きだから、無難だから、楽だからで選んでいませんか?
今の流行を程よく取り入れた、男性ウケするファッションを、日ごろから心がけましょう。
【内面】
まず、結婚をしたいのに結婚できていない現実を受け止めましょう。
誰かや何か、環境のせいにするのは、無意味だと気づいてください。
自分のどこを変えたら、結婚しやすくなるか、客観的に考えてみましょう。
婚活のスタンスについても、35才オーバーのバリキャリ女子の婚活は、
出会いのチャンスを積極的に増やしながら、
「いい男を選ぶ」ではなく「選ばれる女性になる」というスタンスを原則にしましょう。
年をとり、良い物や良いサービスの知識ばかり増え、
要求が高いだけの女性になってしまうと、選ばれることは当然難しくなっていきます。
2)出会いや交際継続のために「環境を変える」
「忙しすぎて月に1~2日しか空いてる日がない」
「残業も多いし朝も早いから夜の予定は入れたくない」
「出逢いに使える時間がない」
バリキャリ女子によくある問題です。
出逢いを増やすため、本気で婚活を始めて、
交際を維持するためには、
最低限、定期的にちゃんと会える女性にならなくては始まりません。
特にバリキャリ女性で、残業も多く、土日も仕事が詰まっているような場合は、
「会いたい時にも会えない女性」「予定が合わなくて誘いにくい」
「結婚より仕事」「結婚生活が想像できない」と思われて恋愛対象外になってしまいます。
婚活の先にある、結婚や妊娠、出産を想像してもらえる女性になるために、
変えられるものの一つは「環境」です。
土日が休みで、残業のない職場に転職する、趣味の時間を減らす、
通勤時間を減らしデートに出かけやすいように引越しをする。
時間ができたことで、婚活ができ、交際が続き、結婚したバリキャリ女性も多くいます。
転職したら給与が減る、土日のバイトをやめたら収入が減るなど、
思うことはあるかもしれませんが、
本気で婚活をしたいというのであれば、目先のお金よりも時間を優先しましょう。
仮に、今年の年収が下がっても、年収1000万の男性と
30年結婚生活を送れるかどうかの方が、
生涯にわたる自由度に差が出るのは明白です。
なぜ女性ばかりが環境まで変えなくてはならないのかと思う人もいるかもしれませんが、
妊娠や出産は女性にしかできないことです。
それを素晴らしい体験と思うか、
キャリアにとってデメリットになると思うかは個人の考え方によりますが、
男性から「結婚生活を想像してもらえる女性」にならないと、先には進めません。
出会いを増やし、交際を維持し、
結婚生活を想像してもらえるようになるために「環境を変える」ことも意識することが、
バリキャリ女子の婚活の原則になります。
3)相手探しの基準を変える
バリキャリ女子は、たとえハイスペ男性と出会えても、
他の部分で欠点があると、自分の恋愛相手として失格にしてしまいがちです。
理想の相手とでなければ幸せになれないという考えは、実は思い込みなのです。
自分は損をしたくない、自分にとってプラスしかない相手と結婚したいと
思うのかもしれませんが、それは無理です。
「妥協ではなく妥当」という言葉が婚活でもよく言われますが、
自分に合った人と結婚するのは何も妥協ではありません。
周りから妥協したと思われたくないと言う方もいますが、
そもそも、そんなこと思う人は人間としてどうなの?って話ですよね。
理想の相手と結婚生活と、目の前にいる相手との結婚生活を比べるのではなく、
目の前にいる相手との結婚生活と、生涯独身の生活を比べてください。
周りからどう思われるか、ではなく、あなた自身が人生の駒を進めて、
次のステップに踏み出せるかどうかです。
「相手探しの基準を変える」こともバリキャリ女子の婚活の原則になります。
「自分を変える」「環境変える」「相手の基準を変える」の3原則を意識して、
真摯に婚活に取り組めば、1年後には、きっと人生の次のステージの扉を開いているでしょう。