婚活指導医の水沢律子です。
今日は、ある男性医師から婚活の相談を受けた際にいただいた質問のお話をします。
「結婚相談所に入ったら、必ず若くて可愛い子と結婚させてくれるんですよね? そうじゃないなら、お金を払ってまで入る意味がないですよね?」という内容でした。
もちろん、女性でも「お金出すなら、条件を兼ね備えた理想の人と結婚できないと納得いかない気がします」「結婚まで全部お膳立てしてほしい」という方がいます。
お気持ちは理解できます。
結婚相談所は、例えるならば、大きな「市場」に自分の個性を生かしたお店を出店するようなものです。
会費や成婚料は、例えるならば、楽天市場のアマゾン、メルカリに支払う手数料のようなものです。
もちろん、アドバイスやサポートを受けられますが、成婚に向けての努力は自分以外にはできません。
当たり前ですが、結婚相談所は、お金で人の気持ちを買えるサービスではないのです。
例えば、売りたいものがあったとして、身の回りの友達に買わないかと聞いて歩くより、楽天市場やメルカリに出品したら、売れるチャンスは圧倒的に増えますよね。それでも、商品の魅力のアピールを広告したり、見込み客に営業をかけたり、契約締結をするための努力と同じです。
当然、思ったより買い手が少なかったり、思ったより買い手が多かったりもするでしょう。
ピンぼけの写真や雑な説明文の商品は買わない人が多いので、プロフィールを練り、しっかりヘアメイクをして、プロが撮影をしたプロフィール写真にバージョンアップすれば、お見合いの質と量は向上していくでしょう。
300人が「いいね」を押してもなかなか結婚に進まない人もいれば、3人しか「いいね」しなくてもその中の1人と成婚する方もいます。
もちろんモノではないので、マッチングしてからはデートを重ねて、お互いの気持ちで進めていくものです。
ネットショッピングには例えきれませんが、システムを理解してうまく利用することで、数万人という、本来ならば日常では出会えない人数の中から、理想の人と出会える可能性が高まります。
恋愛をするようにデートを重ねて、1年以内に生涯の伴侶をえて、成婚退会する方がたくさんいるのが結婚相談所でしょう。
結婚相談所に入ることは、結婚という目的をもった数万人規模のコミュニティ(大きな市場)に参加をする権利の購入になります。
入会をしたら終わりではなく、そこがスタートです。
検索にかかるキーワードや条件を幅広くしたり、説明文を魅力的にしたり、
理想のターゲットに合わせた工夫も、もちろん有効です。
活動状況や課題に合わせて、改善と課題抽出や解決を繰り返し、PDCAを回し続けることが大切です。