こんにちは、医師のとも良縁スタッフです。
結婚相談所には、婚活が少々難航するタイプがいくつかございます。海外にお住まいでしたり、ご離婚を3回以上されていたり…。
ただ、そういう方はご自身が苦戦されるのを自覚されています。
ご本人には危機感がなく、人数も多いパターンとして、下記のような方がいらっしゃいます。
それが結婚する年頃になっても実家に住んでいる
「子供部屋おじさん・おばさん」です。
昨今、報道番組などでも耳にする俗称、
子供部屋おじさん・おばさんとは、
一人暮らしなどをすることなく、結婚する年頃にもなっても実家の子供部屋に住み独身でいる人のことを指します。
30歳をすぎて実家に住まわれている方は、ご自身が子供部屋おじさん・おばさんになっていないか、今回のブログを読んで考えて頂くきっかけとなれば幸いです。今回は、何故こんなに実家暮らしの子供部屋おじさん・おばさんの婚活が難航するのか、その理由と実家住まいの方に必要なことをお伝えします。
子供部屋おじさん・おばさんが婚活に難航する理由は大きく3つ
1、生活費などの金銭感覚に疎い
実家に住まわれている方は、ご自身で光熱費などを支払っていないため、普段どんなところにお金がかかるか分かってない方がほとんどです。
生活をするのに月どのくらいのお金がかかるか大体はわかっていても、自分1人で暮らしてみないと決められた生活費でやりくりするその大変さは実際にはわかりません。また、親御さんに生活費を払ってもらっている分、趣味などに使える自由なお金が多く、一人暮らしの方から見ると散財癖があるように見られます。
御相手の金銭感覚についてけち臭いと評価をしてしまう可能性が高まります。
2、家事の重さがわかっていない
家事は一通りできるけど、普段は親御さんがあたりまえにしてくださっている実家暮らしの方、多いのではないでしょうか?掃除、洗濯、料理、どれも丁寧にしようとすると1日が終わってしまうこともある内容です。
仕事で忙しい時期は、家事もたまるので貴重な休みは休息と家事に充てたいと考えるのは、致し方がないことです。片方が実家の場合、せっかく休みがあるのに会ってくれないのは気持ちがないからだと決めつけてしまい、双方に不満がたまることがあります。
「母親は働きながら家事も育児もしていたから」など相手のキャパシティを考えずに親と比べていては、結婚は難しいでしょう。
3、結婚相手に求めるものが多すぎる
子供部屋おじさん・おばさんは、結婚しても今までと同じ生活水準の暮らしができると思っている方が多いです。炊事洗濯は親がしていたから結婚相手も当然して欲しい、趣味に使うお金は減らしたくない、仕事で落ち込んでもいつも親がフォローしてくれていた、など求めることが多すぎるのです。
「私のことが好きならこれくらいやってくれるでしょ!」
「私は掃除をしたから、あなたはご飯作って片付けもすべてやって!」
など自分が行ったことを過大評価しすぎてしまう傾向にもあります。
ご両親様がしてくれたことと同じようにして欲しいというお気持ちは理解できます。
ただ、今のご両親様、婚活をされている方が物心ついた頃のご両親様と、新婚当時のご両親様は生活レベルが異なっていた可能性もあります。
お若いころ、新婚時代は苦労をされた方も多いと思います。そんな時代も経て、苦楽を共にしての絆ができたり、将来のお幸せにつながったりするものです。
実家住まいでこれから婚活をする方へ
そんなあなたに必要なものは…
率直にお伝えすれば、一人暮らしです。
結婚相談所のプロフィールにはご自身が実家住まいかそうでないかが記載されます。男性は28歳、女性は30歳までに一人暮らしをしていないとお申込みは下がる傾向にあるので、一人暮らしをしてから婚活されることをおすすめいたします。
また、収入が不安定で一人暮らしが現実的でない方は、実家から精神的に自立することです。まずは、実家の中でできることから始めましょう。その第一歩は、自分のことは自分でする、家事をすることです。
洗濯機で洗濯はしていても、洗濯機の掃除やメンテナンスはしていない。頼まれた買い物はしていても、家に常備されている日用品について把握していないということはありませんか。「見えない家事」という表現も話題になりましたが、こまごまとした用事は予想以上に多いものです。
自分の食費や光熱費だけでも、実家に納めましょう。金銭的な自立も、結婚を考えれば当然必要不可欠だからです。
もし「家業を継ぐ」など一人暮らしが難しいご理由がありましたら、お相手の条件の緩和と1日2~3つは家事をすることをおすすめします。
家業を継ぐから実家で一緒に暮らして、親の介護もして!なんて考えでは誰も結婚してくれません。家業を継いだらお相手の好きなところで親とは別々に暮らすなど、1つなにか願いを通してもらうのならお相手のご条件を2つ通す気持ちでいましょう。
家事については、普段から行っておくと婚活の時にお相手との結婚生活が見えやすくなります。結婚してから「こんなはずじゃなかった!」とお互いならない様に、家事は普段から行いましょう。また、息子や娘をかわいがる過保護な母親は、身の回りの家事を行い今後も一緒に住んでくれることを望んでいる方も多いです。本当に子供のことを思って入れば、自分が亡くなったあと一人で生きていけるか不安に思います。今楽でいるかよりも、今後のことを考えて行動をすることをおすすめします。
婚活女性は、どうしても実家暮らしの男性を敬遠しがちですが、実家暮らしでも精神的、金銭的に自立しているということが伝われば、それを大きく問題視はしません。